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拍手300記念


長らく放置していた間に、総拍手数が300を超えていました・・。
本当にありがとうございます。


恐るべし「身代り伯爵」人気。


そこで、先日カッとなって書いた「鬱なリディ」を更新します。
久しぶりなので、短い上、ぎこちない文章です。
それでも大丈夫!というお方は、ゆっくりしていってください。



私の夢は、ハーレムを作ること。

女王陛下のように、優しく、紳士で、美しい人を皆で囲む。
本人がいないところでは、その人柄を話し合ったり、布教したりする毎日が送りたい。

リゼランドにいたときのように。
あの楽しかった日々を、ここでも作り出したい。
今は仕える人が違うけれど、ハーレムに理解のあるこの人となら。
きっとまた、あの楽しい日が来るはず。そう思っていた。


「・・・殿下。いつになったらハーレムは出来るのでしょう?」
ついうっかり、本人にこぼしてしまった。本人も鋭意努力中なのに、急かすような不満を言ってしまった。
当の婚約者も驚いている。
(やってしまったわ。)
後悔先に立たず。後になってから、言わなければよかったと思うのは常のこと。


最近、過去がこぼれ落ちていくような感覚がする。
この国に来たら、親友のフレデリック様がいて、シャロンもたまには遊びに来てくれて、第二王子に末の王女がいて、ついでに夫となるジークもいる。
将来的にはハーレムもできる。寂しい気持ちとは無縁だと思っていた。女王陛下やかつての友達と会えない寂しさは、皆がいることで埋められると思っていた。

今では、この睡蓮宮に訪れる人間はジークと王女のセシリアしかいない。どちらも頻繁には来てくれない。もちろん自分も花嫁修業とアルテマリス流の作法の授業がある。

けれど空いた時間、一人でいるのはとても耐えられない。
今までだって、同じ状況はあった。
それでも、こんな思いをしたことはないのに。
今までと違うのは、みんながいないこと。
シャロンは恋人と駆け落ち。
フレデリックは彼の親友を助けている。
ミレーユは好きな人を追いかけた。
第二王子はミレーユと一緒にいなくなった。
特にシャロンとミレーユは、もう帰ってこない。そこで大切な人と新しい生活を始めている。自分で選んだ道を切り開いている。

そう思うだけで、急に「どうして」と思う。
どうして、いつ、こうなったのだろう。ここにいたら、皆がいて、楽しいことがあったはずなのに、いつも笑っていられると思ったのに。


後悔したまま、顔を伏せていると、目の前のジークが上着から何かを取りだした。
つられて顔が上がる。
「まだ内々々定くらいだが、確実に実現するだろう。」

そう言ってこちらに差し出した封書には、新しく即位したシアランの大公と大公妃がアルテマリスに訪問すると書かれていた。

「・・本当に?」
「もちろん。ミレーユは公爵家の娘として大公妃になる。だから、公爵家やアルテマリス王家にあいさつする流れは当然だ。しかもこの結婚で、シアランとアルテマリスの国交は回復する。その記念式典も行われるだろう。」
「ミレーユ様が、いらっしゃるの?フレデリック様も?」
「・・・フレッドにいくところが、気になるのだが。フレッドも付いてくるだろうな。」
会える。ミレーユとフレデリックに会える。
「リディ。大公と大公妃は、式典が終われば当然シアランに帰る。」
「わかっていますわ。そんなこと。」
せっかく気持ちが高揚していたのに。どうしてそんなことを言うのか。
これからミレーユ達が来るのを楽しみにできるのに、帰ることだってわかっているのに。
そう、わかっている。本当は皆がいないことが寂しいのではない事を。

「そう悲しい顔をされると、私がいじめているようだ。」
「実際、殿下にいじめられていますわ。」
気付きたくないことなのに。
正論で来るなんて。
拗ねてなのか、顔を向けられないのか、顔を背けた。
「これくらいは許させるとは思うが?ここまで明らかに寂しいと言われては、婚約者として立つ瀬がない。」
「そんなこと、言っていません。」
(いいえ、言いました。)
けれど、つい意地を張ってしまう。
「ハーレムが欲しいとは言った。私はリディだけで十分なのに、君は私一人では物足りないのだな。」
背けていた顔を戻すと、今まで以上に真剣な顔の婚約者がいた。
「・・・・・わかりました。殿下だけで我慢します。」

私にだって、このくらいの軽口は許されるはずだ。
意地悪な正論を言われたお返しに、もう一度顔をそむける。

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あかつき

Author:あかつき
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血液型:B型

☆好きな漫画☆
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☆好きなラノベ&小説☆
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『伯爵と妖精』
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☆好きなアニメ☆
『マクロスシリーズ』
『夏目友人帳』『とらドラ』
『銀魂』『ヘタリア』
など

主に『身代わり伯爵』シリーズの二次創作を置いています。
よろしければ、どうぞゆっくりしていってくださいね。

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